あなたの右手は蜂蜜の香り
こんにちはTです。
年末ふらっと本屋に入って色々な本を物色して
気になった一冊を購入して読みました^ ^
幼い頃、安易に子熊に近づいたが故に親熊が射殺されてしまったと自分を責める雨子。
残された子熊は遠くの動物園に引き取られました。
そこから雨子は動物園にいる「あなた」を檻から逃がすため人生すべてを賭ける。
という物語です😊
主人公の雨子の疑問はつねにストレートで
なぜ、「鳩にエサをあげてはいけないの?」
「死んだネコは汚いの?」
「どうして蚊や蠅は喜んで殺すの?」
「動物を食べることは?」
「動物園の意味は?」
「動物園の動物は幸せなの?」
その問いの答えはなんだろう。なんと答えるのが正解なのか
いろんなことを考えさせられる作品でした。
「お腹を空かせている鳩を助けて何がいけないんですか?困っている人がいたら助けてあげましょうって言うじゃないですか?
それは嘘なんですか?人じゃないと助けないんですか?」
何かをするのに何かを犠牲にしなければならない、
その犠牲の大きさを考えた時、私には雨子のような選択と行動は絶対に出来ないししないけれど、
全ての人や動物が幸せになれる道とは何なのかを考えさせられる作品でした。
我が家で飼っている生き物達がもし言葉を話す事が出来たなら、
この子達は今、本当に幸せだと言ってくれるだろうか。
わからないけど
そうであってほしいと思い毎日愛情を注いで育てています😊